<初心者向け!>Minecraft java editionにプラグインを入れる方法

イクラプラグインを導入して1人で遊びたいけど、その方法が分からない初心者向けに、その導入法を紹介します。

(なお、今回は初心者が簡単にできることに焦点を当てるため、シングルプレイ、mod

使用なしを想定して解説をおこないます。サーバーとしてマルチプレイしたり、modを導入する方法は、もっと複雑で難易度も格段に上がるため、別ページで紹介します。)

⓪そもそも「プラグイン」ってなに?

 プラグインは、マイクラjava edition でのみ使用できる非公式の拡張プログラムです。ほかにもmodと呼ばれるものがありますが、プラグインにはmodほどの拡張性はありません。プラグインは、それに対応するサーバーを立てて使用するため、その導入が少し複雑です。そこで、今回はWindowsでもPC初心者でもできる導入方法を紹介します。

①サーバーをダウンロードしよう

 マイクラプラグインを使用するには「プラグインサーバー」を使用する必要があります(シングルプレイでも)。プラグインサーバーには様々な種類がありますが、今回は動作も軽く、ほとんどのバージョンに対応する「PaperMC」を使用します。

 

 1 まずは下のリンクに飛びます。

papermc.io

 

 2 ページの上のほうにある青い部分をクリックします。すると、マイクラ最新バージョンに対応するファイルのダウンロードが始まります。*1

 注意:ダウンロードをすると、ブラウザがダウンロードしたファイルを危険なファイルとみなすことがあります。ただ、これはダウンロードしたファイルのファイル形式(jarファイル)の特性によるものなので、保存しても問題はありません。

 

 3 どこでもいいので、新しいフォルダを作成し、先ほどダウンロードしたjarファイルを移動させましょう。(中にサーバーのデータが入っているとわかるようにしておきましょう)



②動かせるように準備しよう

ここから実際にサーバーを起動させる準備をしていきます。

 1 作成したフォルダ内で「右クリック→新規作成→テキストドキュメント」をクリックします。(Windows11の方は右クリック後「その他のオプションを表示」をクリックしてください。)

 2 名前を「START.bat」に変更します。すでに欄に「.txt」が書かれている場合は、それを消してください。

 また、保存するときに警告が出ますが、「はい」を押してください。

 


 3 作成したSTARTを「右クリック→編集」で編集画面を開き、以下のコマンドをコピペします。(Windows11の方は右クリック後「その他のオプションを表示」をクリックしてください。)

@echo off
java -Xmx1G -Xms1G -jar XXXXXX.jar nogui
pause

なお、XXXXXXの部分には、先ほどダウンロードしたjarファイルの名前の部分を入力します。(以下の画像は例です。)

 

 4 上書き保存して閉じ、今度はbatファイルをダブルクリックして開きます。すると、見慣れない黒い画面と大量の文字が表示され、さらにフォルダ内にいくつかのファイルが勝手に追加されます。これは正常なので、慌てず待ちましょう。*2

 

 5 しばらくすると、このような表示が出てきます。

Downloading mojang_1.20.4.jar
Applying patches
Starting org.bukkit.craftbukkit.Main
System Info: Java 17 (OpenJDK 64-Bit Server VM 17+35-2724) Host: Windows 10 10.0 (amd64)
Loading libraries, please wait...
[13:41:10 WARN]: Failed to load eula.txt
[13:41:10 INFO]: You need to agree to the EULA in order to run the server. Go to eula.txt for more info.

この画面が表示されたら一度閉じて、フォルダ内のeura.txtを開きます。

 

 6 eula.txtを開くと、「eula=false」と書かれた部分があります。この「false」を「true」に変更し、上書き保存して閉じます。*3

 

 7 もう一度batファイルをダブルクリックでサーバーを起動させます。すると、これまで以上に文字が出て、読み込み時間も長くなり、さらに多くのファイルが追加されます。これは、サーバーが正常に起動している証拠です。

 

 8 文字列の最後に「Timings Reset」と表示されれば、起動が完了したということになり、サーバーの導入は完了です。

 サーバーを閉じる時は、「stop」と入力します。データの破損を防ぐため、右上の×から閉じないでください。

 

念のため、生成されたファイルの一覧をまとめておきます。

  • config:導入したプラグインの設定(コンフィグ)が入っています。その中のファイルをメモ帳などで開いて設定します。
  • logs:過去に起動したときにサーバーに表示されていた文字列(ログ)がまとめてあります。過去のサーバーの情報を漁るときに便利です。
  • plugins:この中に入たいプラグイン(jarファイル)をいれます。
  • world:オーバーワールドのデータです。再生成するときはこれを消します。また、持ってきたいワールドがあったら、そのフォルダ名をworldにして置き換えます。
  • world_nether/world_the_end:それぞれネザー/ジ・エンドのワールドデータです。
  • server.propaties:メモ帳などで開いてサーバーの設定ができます。

ほかのファイル・フォルダはこちらで手を付けることはほぼないので気にしなくて大丈夫です。*4

プラグインを入れよう

次に、実際に使うプラグインを用意・導入します。

個人的には、チャット欄にローマ字で入力された文字を自動で日本語表示する「LunaChat」がおすすめなので、このプラグインを例に説明します。他のプラグインでも導入方法は変わりません。

 1 以下のサイトに飛びます。

https://www.spigotmc.org/resources/lunachat.82293/

 

 2 対応バージョンを確認して、「Download Now」をクリックしてダウンロードします。プラグインもjarファイルです。

 注意:ダウンロードをすると、ブラウザがダウンロードしたファイルを危険なファイルとみなすことがあります。ただ、これはダウンロードしたファイルのファイル形式(jarファイル)の特性によるものなので、保存しても問題はありません。

 

 3 ダウンロードしたjarファイルをサーバーが入っているフォルダ内に「plugins」というフォルダがあるので、そこに移動させます。

 

 4 サーバーを起動しましょう。赤字でERRORもしくはFATALが表示されずに起動完了すれば導入完了です。(赤字エラーが表示された場合は、そのプラグインが対応していない可能性があるので、ダウンロード元をよく確認してください。黄色字でWARNが表示されている場合は、不具合が起こる可能性があるので、できれば対処したいです。)

④サーバーの設定をしよう

サーバーのあるフォルダ内に「server.propaties」があるので、それをメモ帳などで開きます。ここでは、以下のような設定ができます。

  • level-seed=:後ろにシード値を入力すると、ワールドを生成するときにこのシード値が使用される
  • gamemode=:後ろにプレイしたいゲームモードを入力する
    • サバイバル:survival もしくは 0
    • クリエイティブ:creative もしくは 1
    • アドベンチャー:advanture もしくは 2
    • スペクテイター:spactatorもしくは 3
    • ハードコアはない
  • motd=:後ろに文字を入力すると、マイクラのサーバー選択画面で表示される
  • generate-structures=:trueでワールド生成時に構造物を生成する/falseでしない
  • difficulty=:後ろにゲーム難易度を入力する
    • ピースフル:peaceful もしくは 0
    • イージー:easy もしくは 1
    • ノーマル:normal もしくは 2
    • ハード:hard もしくは 3
  • allow-nether=:trueでネザーに行ける/falseで行けない
  • op-permission-level=:0~4で管理者権限の設定ができる
  • hardcore=:falseでハードコアにしない/trueでする
  • spawn-npcs=:trueで村人がスポーンする/falseでしない
  • spawn-animals=:trueで動物がスポーンする/falseでしない
  • spawn-monsters=:trueで敵対mobがスポーンする/falseでしない※スポーンブロックを除く

ほかの項目はこちらで手を付けることはほぼないので気にしなくて大丈夫です。*5

サーバーにプラグインを追加したときや、設定を変更したときは、一度サーバーを終了して再起動します。

 

⑤実際にプレイしよう

 ここまでくればあと少しです!1人プレイを想定して解説します。

 1 サーバーが起動している状態でマイクラを起動します。

 2 「マルチプレイ」→「サーバーを追加」をクリック。

 3 サーバー名を入力します。そのままでも大丈夫です。

 4 サーバーアドレス欄にこれを入力します。

   「localhost:25565」

 5 サーバーに接続します。

 

これでサーバー・プラグインの導入が全て完了しました!お疲れ様です!

 

補足:コマンドを使うとき

 一応マイクラ内でコマンドを使えますが、そのためには一手間加える必要があります。

 サーバー画面(コンソール画面)の一番下に以下のようなコマンドを入力します。

 「op (名前)」

op スペース あなたのプレイヤー名 を入力するとそのプレイヤーに管理者権限が付与され、マイクラ内でコマンドが使えるようになります。

またサーバーのコンソール画面の一番下の行に直接コマンドを打つこともできます。

 

 

 解説は以上になります。導入お疲れ様でした。このサーバーを利用すれば、プラグインを利用することができるようになります。また、オンラインプレイをするときもこのサーバーを利用します。導入はかなり大変ですが、機会があれば、是非導入してみてください。

*1:上のリンクでダウンロードできるのはマイクラ最新バージョンに対応するものです。それ以外のバージョンのものをダウンロードする場合は、下のリンクの「Paper」部分からバージョンを選び、一番上のもの(#の数字が一番大きいもの)をダウンロードしましょう。

papermc.io

*2:こうならなければ、導入に失敗しています。以下のページで対処してみてください。

*3:eulaとは利用規約のことで、trueにすることでマイクラ利用規約に同意したことになります。利用規約はこちらから確認できます

Eula | Minecraft

*4:オンラインプレイするときやプロキシサーバーに接続するときに使うものがあります。

*5:オンラインプレイするときやプロキシサーバーに接続するときに使うものがあります。